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職人の経験を企業が見つける――新サービス『職人キャリア』、一都三県で先行開始
「職人キャリア」が一都三県で先行スタート
建設業界に特化したSaaS型アプリ「CORECA(コレカ)」を運営するコレカ株式会社は、建設業で働く職人と工事会社をつなぐキャリアサービス「職人キャリア」を、一都三県向けに先行して提供開始した。職人が自身の経験やスキルを生かして新たな仕事や職場と出会える機会をつくると同時に、工事会社が必要な人材を探しやすくすることを目指す。
建設現場では、職種や経験、携わってきた工事の内容など、採用時に確認したい情報が多岐にわたる。職人キャリアは、こうした業界特有の経歴や技能を手がかりに、職人と企業の出会いを後押しするサービスとして立ち上げられた。まず一都三県で提供を始め、今後、対応エリアを順次拡大する予定だ。
求人への応募を待つのではなく、企業から探す仕組み
従来の採用では、企業が求人を掲載し、求職者からの応募を待つ方法が一般的だった。職人キャリアでは、職人が経験やスキルなどを登録し、工事会社がその情報をもとに自社のニーズに合う人材を探す。企業は候補となる職人に対し、LINEから直接アプローチできる。
この仕組みにより、企業は「どの職種の経験があるか」「どのような工事に携わったか」といった情報を手掛かりに、求める人材を探しやすくなる。職人にとっても、自分の技能や実績を登録しておくことで、求人を探して応募するだけではない形で企業と出会える可能性が生まれる。サービスは、企業側から人材を探して接点をつくる採用プラットフォームとして、新たな選択肢を提供する。
経験を伝え、働き方の選択肢を広げる
職人の仕事は、実務で身につけた技術や現場ごとの経験が重要な一方、それらを採用側に分かりやすく伝える機会が限られる場合もある。職人キャリアが職種や経験、工事履歴などをマッチングの手掛かりとするのは、職人の能力を具体的な情報として企業に届ける狙いがある。
登録情報が新たな仕事や職場との接点になれば、職人はこれまで培ってきた経験を別の現場や企業で生かす道を探りやすくなる。企業側にとっても、求人への応募だけに頼らず、人材を能動的に探せることは、採用活動の幅を広げることにつながる。現場で必要とされる技能と、職人一人ひとりのキャリアをどう結びつけるかが、サービスの重要なポイントとなる。
先行提供から見える今後の課題と展望
サービスが実際に機能するには、職人と工事会社の双方が十分に参加し、必要な情報が登録されることが欠かせない。企業が求める人材像を適切に示せるか、職人が自分の経験を無理なく登録できるか、さらにLINEでの連絡から具体的な採用につながるかが、今後の注目点となる。登録情報の扱いや、紹介後のやり取りの分かりやすさも、継続的な利用を左右しそうだ。
コレカは、今後、サービス機能の拡充と登録する職人・企業の拡大を進め、建設業界の採用や働き方、業務効率に関する課題解決を目指すとしている。一都三県での先行提供は、職人の経験を企業が見つける仕組みを地域で広げる第一歩だ。利用者の増加とマッチングの実績を積み重ね、対応地域を広げられるかが、建設業界に新しい人材の出会い方を根付かせる鍵になりそうだ。
